どの職種も自由な働き方を選ばれる方が増えてきていますね。
その中で看護師の方も、「派遣」看護師という働き方を選択肢に入れる方も増えているのではないでしょうか?
私は看護師として、独身時代の3年間派遣看護師として仕事をしてきました。
派遣看護師をしていると、「仕事がなくなったらどうしよう」と思う方も多いのではないでしょうか?
そこで、ここでは私が派遣看護師時代に感じたメリットやデメリット、長・中期の仕事がなくなったときの対処法をお伝えしていきます。
派遣看護師とは
大前提として、常勤も派遣看護師も仕事内容は変わりありません。
常勤の看護師と派遣の看護師の大きな違いは、契約を結ぶ先が「勤務先」か「派遣会社」かになります。
この違いは、給与や休暇の管理、社会保障、年末調整など仕事に関することを「勤務先」が管理するのか、「派遣会社」が管理するのかにつながっています。
派遣看護師のメリット
いろいろな仕事を経験できる
派遣看護師として、仕事をする一番のメリットはこれです。
私は派遣看護師時代に、デイサービス、特別養護老人ホーム、訪問入浴、保育園などあらゆる仕事をしてきました。
普通に常勤やパートで仕事をしていたら、同年代でこれほどの仕事内容を経験することはできなかったでしょう。
会社としては、常勤やパートで働くなら「長く働いてほしい」と思うからです。
私は子どもを生むまで派遣で仕事をしていたので、一時的に無職でした。復職をするときにすぐに仕事が決まったことも、いろいろな仕事を経験してきたおかげかな?と思っています。
給与が高い
地域にもよりますが、東京で時給の平均は1700円〜2400円くらいです。
私が稼いできた中で、一番多い時だと月給50万円を超えることもありました。
どれだけ稼ぎたいのかによって、出勤日数や出勤時間を調整できるのも派遣の特徴ですね。
残業が少ないからプライベートを充実させやすい
残業は、基本的にはないところがほとんどです。
残業があるときは、求人に書いていたり、契約の時に派遣会社の担当さんが詳しく教えてくれます。
契約する時に注意して、確認しましょう。
困ったことがあったら、派遣会社に相談することができる
派遣で働いていると、特に人間関係でいろいろなことがあります。
「まじか?!」と思うようなことも経験してきました。
相談することができる人がいることはありがたいですし、悩みを打ち明けるだけでも「明日も頑張ろう」と思えます。
一人で抱え込まずに、何かあれば派遣会社の担当さんに相談しましょう!
派遣看護師のデメリット
急なお休みがとりにくい
体調を崩すことや突然の怪我などで仕事に行けなくなることってありますよね。
中・長期の仕事のときは、理解を得られやすい方ですが、単発派遣の時は要注意です。
単発派遣は、お仕事をもらえなくなる可能性があります。
ただ、単発派遣の時に発熱があって、それがコロナやインフルエンザだった時にクラスターを発生させてしまう可能性がありますよね。
その時は、真摯に謝罪して次に繋げて行きましょう。
派遣の仕事の契約期間が満了した後に、次の仕事がない可能性がある
この対処法は次の章で詳しく説明しますが、派遣のときは次の仕事が決まらないと不安ですよね。
仕事が決まらない時には、できることがあるのでぜひ参考にしてみてください。
仕事がなくなったときの対処法
派遣看護師になると、仕事を辞めたときの次の仕事を探すのが大変です。特に、契約が終了になるまでに仕事が決まっていないと、精神的に落ち着かないですよね。
そんなとき、私がやってきた対処法をまとめてみました。
1.契約終了2ヶ月前に登録型派遣に登録する
私は、登録型派遣に片っ端から登録をしていました。「登録した後」はすぐに仕事ができるところが多いですが、契約までの時間がかかることが多いため、早めに動いておきましょう。また、可能なら看護職以外の登録型派遣にも登録しておくのが無難です。派遣先の多くは、リピートしてくれる方を優先にするため、仕事を応募したからといって必ず行けるとは限りません。その時に、慌てないために看護師以外の仕事も登録をしておきましょう。
2.契約終了30〜15日前までに翌月の単発の仕事を入れておく
私は、契約終了1週間前に運良く仕事が見つかったことがありますが、そんなことは滅多にありません。
そのため、契約終了30〜15日前までには翌月の仕事をある程度決めておきましょう。
「そんなことをしたら、面接の話が来てもおとされるんじゃないか」と思っているかも知れませんが、私はそんな理由で落とされたことはありません。
もし、派遣の面接の話が出たときに、「〇日まで、単発派遣を入れてしまったので、契約開始を○日にしてほしい」と派遣会社の担当者に伝えておきましょう。
最後に
私は子育ての仕事が終わったら、また派遣の仕事に戻りたいと思っているほど、「派遣」看護師という仕事が好きです。でも、「派遣」看護師には、仕事がなくなってしまうことはつきもの。生活がかかっていたらなおさらです。そんな時に、私の経験が誰か一人の悩みの解決になれば幸いです。
みなさんも、楽しい「派遣」看護師ライフをお過ごしください。